タイムラインによると、9月15日に5319編成が久里浜工場に廃車回送され、都営5300形のうち残るは5320編成1本だけになってしまいました。
後継の5500形も5300形の製造両数と同数となる27編成目がJ-TREC出場を出場したため形式消滅も時間の問題の様です。
ちょうど今月初めに野暮用で通りかかった西馬込でその5320編成をスナップしていたので今回はその写真をお目に掛けます。
この日の同編成は西馬込~泉岳寺間のローカル運用に就いていました
イチョウマークの上には東京オリンピック・パラリンピックそれぞれのキャラクターであるソメイティ・ミライトワのステッカーはコロナ禍のオリ・パラ開催を見届けた証になりましたね。
白く塗られたアルミ車体からネット上などでは“白い悪魔”の異名があったとか
・・・リアルにそう呼ばれているのを聞いたことは無いですけどね
車内
両開き戸付きの幅広の貫通路と、袖仕切りの形状も独特です
車内外にLED表示器を多用しているのもデビュー当時は斬新に映ったものでした
車内鴨居部の車号類
画像では読みづらいですが製造銘板には「近畿車両 平成6年製造」と書かれているようです
京成3708編成と並んで発車を待つ5320編成
5300形といえば、登場当時先代の5000形とは大きく変わった斬新なフォルムと波模様の入ったロールカーテンには驚かされたものでした。
また京急線内でも遭遇率が高く、比較的初期のVVVF車らしい大きなインバータ音に加え、WNカルダン式の駆動装置のため100㎞/h近く出るとゴリゴリという音が発せられてやかましかったこと、平成中ごろに施工されたC修繕での床材交換直後は溶けかけたプラスチックの様な臭いが車内に漂っていたことなどそれなりに思い出深い車両でした。
東京・神奈川は緊急事態宣言下なこともあり静かに終焉を迎えてもらいたいものです。にほんブログ村参戦中、グッと来たらクリックくださいm(__)m
0 件のコメント:
コメントを投稿