川崎市高津区で保存・活用されていた川崎市交通局のトロリーバス最後の1両が近々解体されるという情報がネットに飛び交いました。
最後になるかもしれないと思ったので時間を作って筆者も見に行ってみました。
某駅から歩いて5分ほどの幹線道路の裏道沿いにそのトロリーバスを発見!!
作業などしている様子がなかったのでフェンス越しに観察してみます
これまで屋根をかけて集会所として活用されていたそうですが、その屋根は完全に取り払われて基礎だけが残っています。
実際に見てみると結構小ぶりな車体。
バスにはからきし疎い筆者なのですが、丸みを帯びたモノコック車体(?)はなんとなく親しみを感じます。
基礎にめり込んだバンバー
フロントガラスは破損したらしく板でふさがれています
町内会で作ったらしいヘッドマークが。
地元で愛されていたことがうかがえて好感が持てます💙
側面
トロリーバスは分類上鉄道車両になるそうですが、バスと思って見てもよくぞ今まで残っていたものだ!! と感動を覚えました
前ドア
下の方が腐食で一部欠けてはいますが、朽ち果てて土に還った廃バスなんぞに比べればまだぜんぜんましで、技術があれば修復可能な範囲のように見受けられます。
中ドアも折戸式その上に方向幕があったようです
側窓はいわゆるバス窓。屋根の通風機は薄い鉄板でできているようでほとんどのものが上部が変形していました
最大の特徴であるポールは失われており、支持物のみが残ります
後面
丸くて大きいテールライトと矢印型のウインカーが昭和中期らしさを感じます
ネットニュースでも報じられたことから見ている間にもほかにカメラを向ける見学者がいらしており、注目の高さがうかがい知れます。
知る限り関東では現存する最後のトロリーバスのこの車、ここで失われるのはあまりにももったいない…と思って見ていましたが、果たして解体されるのか動向が気になるものです。
ちなみにすぐ隣には“二子塚”の碑があり、二子という地名の由来が書かれています。
なおご覧の通り周囲は住宅地ですので、現地に行かれる際はくれぐれも近隣の迷惑になる行為は慎むようお願いいたします。
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