2014年7月20日日曜日

京浜逗子+逗子海岸→新逗子

 先日、近くで用があったので京急逗子線の終点 新逗子駅(KK53)を少々観察しました。

 有名な話ですが、この駅は京浜逗子と逗子海岸の2駅が合併して誕生した駅で、そのおかげで最大6両編成までだったのが8両で運転できる様になりました。
 この両駅の統合の名残で、新逗子駅は北口と南口が設置されており、地図で見ると不自然なまでに細長くなっています。


こちらは北口。市役所やJR逗子駅はこちらが最寄り。「ニート(←スペルはNeat、NEETの方ではありません><)新逗子」という駅ビルが建っているあたりが旧京浜逗子駅の跡。ここで上下線の線路が合流して単線になり、踏切を渡ると現ホームがあります。
改札からホームに出るには踏切と線路を跨ぐ長い通路を通らなければなりません。



こちらが南口。葉山方面へはバスに乗り換え、逗子の海水浴場へは西へ1km前後移動しなければなりません。
 昔の航空写真を見ると、旧逗子海岸駅は今の駅舎の辺りからバス車庫の奥側(下画像の奥側)に続いていた様です。その頃の車両の行先表示はシンプルに「逗子」と略した表記でした。
※『逗』の字の「しんにょう」は表記上テンが2つになっていることにはお気づきでしょうか?

 凝った意匠の駅舎は統合時に旧湘南逗子駅舎(←7/27訂正)を模して造り直したものだそうで、旧駅時代にはデハ601も来ることがありました。
 昭和30年代がこの駅が海水浴客でごった返した最盛期で、京急電車各形式が入り乱れてその需要にこたえていましたが、のちに三浦海岸などにシフトしていきました。

以上、この時期らしい逗子市の地域ネタでした。

2 件のコメント:

  1. コメント失礼致します。
    新逗子駅南口駅舎の件ですが、佐藤良介著「京急の駅 今昔・昭和の面影」(JTBパブリッシング刊)によると、モチーフになったのは旧逗子海岸駅舎ではなく、初代の湘南逗子駅舎だそうです。

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  2. on the Rail 後藤一彦様
    ご指摘ありがとうございました。確かにその通りですので訂正させていただきました。
    また何かお気づきになりましたらお願いいたします。
     ハマちどり

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